ニューヨーク生活20年で経験してきた様々な実話集。 好きだから別れるしかなかった。そして別れてから始めて気づく事。新連載スタート。
それでもやっぱりニューヨークが好き
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居留守 「私とEX (元夫) 52 」
2009年 05月 02日 (土) 02:50 | 編集

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一体いつどこで彼女と知り合ったのか。

いつから彼女とそういう関係になったのか。

ドミトリーに住んでるというのは二股を掛ける為の嘘で、
本当は別の所に住んでるんじゃないか。



真実が知りたかった私はサトシの家を出て地下鉄の駅に着いてすぐに、
構内にある公衆電話からEXのバイト先に電話しました。




「○○をお願いします。」



「ちょっと待って下さい。」




そして数十秒後、




「ハロー、 彼は今日オフみたいですね。」



「あ、そうですか… ありがとうございました。」




そう言って電話を切ったけど、
何となくその雰囲気から居留守を使われたような気がしました。



彼のマネージャーとは何度も直接会った事があるのに、
彼と一緒になって嘘をつかれたのかと思うと更に気が滅入りました。



仕方がないのでそのまま家に戻ったけど、
じっとしていると苦しかったので、
フランス行きのチケットを買いに行こうと思ってナオキに電話しました。




「もしもし、私だけど、これからパリ行きのチケット買いに行こうと思ってるんだけど、
 どの旅行会社が良いか知ってる?」



「僕が買った所、学割もきくし、安くて良かったよ。」



「それどこ? これから行ってみるわ。」



「じゃ、どこかで待ち合わせして一緒に行こうよ。」



「え? 付いてきてくれるの?」



「うん。 ついでに話したい事もあるし。」



「やったー! ナオキが一緒だと心強いわー。」




そして私とナオキは彼がお勧めするヨーロッパ路線を専門に扱う旅行会社に行って、
1週間後に出発するチケットを買いました。



滞在期間は3ヶ月間。



お金が底をつかない限り、
ビザウェーバーで滞在できるギリギリの日までいるつもりでした。



その後、ナオキの家に行って、
彼が持っていたガイドブックや地図などいろいろ貰いました。




「それからさ、
 僕がホームステイしていたフランス人家族にukainouさんの話をしたら、
 ぜひうちに泊まってくれって言ってたけど、どうする?」



「え? マジで???」
 


「うん。 すっごく良いファミリーだし、
 そこの息子が僕と同じ歳なんだけど、彼が英語話せるから大丈夫だよ。」



「もし本当に迷惑じゃないなら、滞在先が決まるまで泊めて欲しいなぁ。」



「わかった。 じゃ、伝えておくよ。」



「ありがとーーー!!! 助かるわー。」




インターネットがない時代だったので、
実際現地に行ってから部屋探しをしようと思っていたけど、
部屋が決まるまでの間、ホテルに滞在するのは予算的にきつかったので、
ナオキの心遣いに喜びました。



フランス行きは着々と準備が整いましたが、
EXとは次の日も、またその次の日も連絡がつきませんでした。



真実を言わないまま避けられる事に腹が立った私は、
彼の仕事が終わる時間帯を見計らって彼のバイト先に向かいました。



そして彼が実際働いてるのを確認してから電話をしました。



彼のマネージャーは私が近くにいるとは知らずに、




「彼はもう帰りましたが。」




といつものように言いました。



やはり今までも居留守を使われてたんだと思うとショックだったけど、
意を決した私は電話を切った後、
彼が働いてるレストランの中にツカツカと入っていき、
カウンターの席に座りました。



その様子をギョッとした顔でマネージャーが見ていました。



EXのほうを見ると、私に気づいた彼は引きつった顔でやってきました。




「ど、どうしたの?」



「どうしたの?ってそれは私のセリフでしょ」



「とにかくもうすぐ仕事が終わるから待ってて」




そう言って彼は仕事に戻りましたが、
そんな様子を見ていたマネージャーが彼に帰っていいと言ったようで、
すぐに彼は帰り支度をしてやってきました。





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出発の前のゴタゴタ騒動 「私とEX (元夫) 53 」 へ行く




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出発前のゴタゴタ騒動 「私とEX (元夫) 53 」
2009年 05月 05日 (火) 02:09 | 編集

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店を出た後、私の中で鬱々と溜まっていた疑問を彼にぶつけました。




「何で逃げ出したの?」



「だって… いきなりukainouが現れたからびくっくりして、
 咄嗟に訳がわからなくなって怖くて逃げちゃったんだよ…
 本当にごめん!!」



「彼女と逃げたって事は私じゃなくて彼女を選んだって事だよね?」



「違うんだよ。 
 ただ咄嗟に逃げ出してしまっただけで、それ以上の意味はないんだよ。」



「それじゃ、何で今まで居留守なんて使ってたの?」



「それはまだukainouと話す準備ができてなかったから…」



「どういう意味?」



「まだいろいろと揉めていて…」



「あの彼女と?」



「うん…」



「一体彼女は誰なの?? どれくらい付き合ってるの?? どこで知り合ったの??」



「それも含めてまだ話せないんだ…」



「何で話せないの??? 白状しなさいよ!!
 ドミトリーに住んでるっていうのもどうせ嘘でしょ!!??
 そうやって私を騙してたんでしょ!!??」



「ごめん!!! 本当にごめん!!! でも今は話せないんだ。」



「何で!!??」





「今話すとまた僕は嘘を言ってしまうと思うんだ。」




「……」



「今までいっぱいukainouに嘘をついてきたよね。
 僕自身も本当はそんな自分がすごく嫌なんだ。
 今回の件に関してもukainouにいっぱい嘘をついてきた。
 そしてそんな状態の自分が嫌で、決して幸せじゃなかった…」





「もうこれ以上ukainouに嘘をつきたくないんだ。」

 
「それに僕自身も変わりたいんだ。」






「だから時間が欲しい。
 すべてが解決したらukainouに本当の事を話す。
 その時なら何でも聞いてくれていいよ。
 正直に全部話すって誓うよ。」





どうせいつものように、いろんな言い訳をするだけだろうと思っていた私は、
いきなりそんなふうに言われてたじろぎました。



EXのような人間は、
責められると嘘で逃げてしまうのはそれまでの経験でわかっていたので、
確かにこれ以上問い詰めても意味がないと思いました。



それに真剣に語る彼を見ていると、
もしかして本当に彼は変われるのかもと思いました。



でも心のどこかでそれを否定する自分もいて、
今のうちに問い詰めてやりたいという欲求もありましたが、
どっちにしろ数日後にはフランスに行くので、
すべてがどうでもいい気分になり、




「わかったよ。 ただ本当の事がわからないままなのは辛いけど…
 それから言ってなかったと思うけど、○日から3ヶ月間フランスに行ってくるから。」



「え? ○日から? もう3日しかないじゃん。」



「うん、急にバタバタ決めちゃったから。」



「どこに滞在するの?」



「最初の2,3日はナオキの知り合いのファミリーの家に泊めてもらって、
 その間に部屋を探すつもりなの」



「アイツの知り合いなの? アイツも行くの?」



「はぁ? 彼は行かないよ。」



「それじゃ、もう一人のヤツが行くのか?」



「彼も行かないよ。」



「…とにかく住む所が決まったら連絡先教えて。」



「え?? それは約束できないよ…」



「連絡が取れなかったらいろいろ困るし、お願いだから教えて。」



「一人になって考えてからどうするか決めるわ。」



「…わかった。 取り合えずその日は空港まで送っていくよ。」



「え?? こんな状態のまま送ってもらうのもなぁ…」



「タクシーだと思えばいいじゃん。 取り合えずその日迎えに行くから。」



「…わかった。」




それからの数日間は出発の準備で忙しくて、
あっという間にフランスに旅立つ日になりました。



迎えに来たEXと出発ギリギリまでいろんな話をして、
別れを惜しむEXと別れた後、
搭乗ゲートに向かっている最中に、



ふと、




「あれ???」





「そ、そう言えばサトシにフランスに行くって
 言ったっけ???」






と、とんでもない事を思い出し、
焦った私はサトシに電話をする為に財布の中の小銭を探しました。



でも見つかったのは25セントが一つのみ…



これだと一回しかかけれないので、
サトシが家に居ますように…と祈りながら電話をかけてみると、
運の良い事にサトシが電話を取りました。




「もしもし、私なんだけど、サトシにフランスに行くって言ってたっけ?」



「え? 聞いてないよ。 いつ行くの?」



「…今日。」



「えええ??? 気いてないよ!! 今日の何時に行くんだよ???」



「え… 30分後…」



「えええ!!!??? まさか空港から電話してきてるの???」



「…うん。」



「信じられない!!! 何で今まで黙ってたの???」



「隠してた訳じゃなくて、ついうっかり言い忘れてて… ごめんね。」



「……」



「どれくらい行ってるの?」



「3ヶ月間。」



「そんなに??? それなのに僕に何も言わなかったの???」



「急にバタバタと決めちゃったから…
 あ、ごめん。 25セントしかなかったので、もうすぐ電話切れちゃうと思うけど…」





「もう訳わかんないよ!!! 
 ukainouにはついていけないよ!!」






「ほんとにごめん! 滞在先が決まったら手紙書くから。」




ここで時間切れで電話が切れてしまいました…



サトシはかなり動揺していました。
怒るのも無理もない事でしょう。
私が同じような事をされてもやはり許せません。



自分でも不思議ですが、
隠そうとしていた訳じゃないのに、
何故かすっぽりとこの件に関しては抜けていました。



当時、私が体の関係を持っていたのはサトシだけでしたが、
精神的には3又をかけてるのと同じような状態だったので、
こういう通常では有り得ない事が起きてしまったのでしょう。



結局サトシと十分に話ができないまま、
これがサトシとの最後の会話となってしまいました…



こうして私はいろんな想いを抱えたまま、
未知の国フランスへと旅立ったのでした。





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パリ生活初日 「私とEX (元夫) 54 」 へ行く




パリ生活初日 「私とEX (元夫) 54 」
2009年 05月 06日 (水) 18:34 | 編集

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パリのシャルルドゴール空港まで、ナオキのホストファミリー先の息子のジャン(仮名)
が迎えに来てくれる事になっていたので、入国審査を終えて荷物を受け取った後、
急いで税関まで向かいました。



すると、他にも大勢の旅客がいたにも関わらず、
何故か私だけ係員に目をつけられて、他の場所に誘導させられた後、
女性のスタッフに念入りにボディーチェックをされました。



ボディーチェックが終わると、
今度はスーツケースを含むすべての荷物を開けるように言われました。



スーツケースは一度開けたら二度と閉まらないくらい、
ギュウギュウに荷物を詰めてきたのでどうしても開けたくなかったけど、
ここで係員の命令に背く訳にいかなかったので渋々荷物を開けました。



すると係員は荷物の中に入っていた化粧ポーチや下着入れ、
それに生理用ナプキンまで隅々までチェックし、
気づいた時には荷物の山となっていました。
(女性特有の持ち物に関しては、女性スタッフがチェックしてましたが。)




こんな純真無垢(?)な私が、
一体何を企んでるって思ってるのよーー!!



この山のようになった荷物、
ちゃんと片付けてくれるんでしょうねーー!!





と内心憤慨していると、



「もういいよ。 ささっと荷物とまとめて行って。」



と冷たく言い放されてしまいました…



結局税関でかなり時間がかかってしまい、
必死でパッキングをし直して慌てて到着ロビーに向かうと、
ジャンが私の名前を書いたプラカードを持って心配そうに待っていました。




「Hi ! あなたがジャン?」



「はい、そうです。 あなたがukainou-san?」



「そうです。 始めまして!」




ジャンの第一印象は今の言葉でいうと典型的な「草食男子」でした。




優しそうだけど、頼りなさそうな感じもして、
どう見ても絶対安パイなタイプだったので、
ナオキが私に彼を紹介した理由が一目でわかりました。



ジャンは異性を意識させないタイプだったからか、
久しぶりに会った女友達のような感じですぐに打ち解けました。



ジャンの車で彼の家に着くと、彼の家族が暖かく迎えてくれました。



彼の家族はお父さんとお母さんとおばあちゃん、
それにお兄さんとお姉さんと弟という大家族でした。



ジャン以外は誰も英語が話せなかったけど、皆とても親切で、
私がわかるようにと ゆっくりと フランス語で話しかけてくれました。
(早くてもゆっくりでもぜんぜんわからないんだけど…)



到着早々、その日開催されていたジャパン祭りに私を連れて行きたいとお母さんが言いだし、いきなり二人でお出かけすることになりました。



言葉も地理もまったくわからなくて、
一体どこに行ったのかよく覚えていませんが、
お母さんは私を楽しませようとあちこち連れて行ってくれました。



その日の夜、大勢の家族で和気あいあいと食卓を囲んでいると、
ニューヨークでささくれ立っていた心が癒されていくような気がして、
皆の笑顔を見ながらほのぼのした気持ちで私のパリ生活は始まりました。





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部屋探し 「私とEX (元夫) 55 」 へ行く




部屋探し 「私とEX (元夫) 55 」 
2009年 05月 07日 (木) 19:37 | 編集

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翌朝、パリ市内に用事があったジャンと一緒に家を出て、
市内にある日系書店に向かいました。



その日系書店に置いてあるフリーペーパー(当時は無料じゃなかったかも)や、
店内に設置されている掲示板に、日本人向けの部屋の情報が載っているとナオキから聞いていたからでした。



ジャンのファミリーは好きなだけ泊まっていいと言ってくれていましたが、
さすがにそこまで甘えられないので、
すぐにでも入れる部屋を見つけようと思っていました。



フリーペーパーと掲示板から何件かの物件に目をつけ、
ジャンと別れた後、アポが取れた部屋をさっそく見に行ってみました。



何件か見に行った結果、
高校生の男の子が二人いる日本人家庭の部屋を借りる事にしました。



そこはメトロの終点駅から徒歩20分以上かかるので、
多少不便ではあったけど、
その日見た他の物件より安くて条件が良かったので、
取り合えず一ヶ月間だけ契約する事にしました。



家に戻ってからジャンやジャンのファミリーに部屋が見つかった事を伝えると、
まさかそんなに早く出て行くとは思っていなかったようで、
とても残念そうな顔をしていました。



見ず知らずの私に対して、
おいしい食事と快適な寝床を用意してくれた事に感謝しながら、
翌日、家族皆で記念写真を撮った後、家を後にしました。




ジャンの車で引越し先の家に向かってると、突然ジャンが、




「実はukainou-sanに頼みがあるんだ。」




と言い出しました。




「え? 何? ジャンにはお世話になったから何でも言ってよ~。」



「実は空港で初めてukainou-sanに会った時から考えてたんだけど、
 もし良かったら僕の写真のモデルになってくれないかな?」




「えええーーー??? モ、モデル???」




「うん。 実は一ヵ月後に合同の展示会があるんだけど、
 それに出す写真を撮りたいんだ。」




そう言えばジャンは売れないカメラマンだったんだ…
だからナオキと知り合ったんだった。 
(ナオキも学校で写真を専攻していた)
いくらなんでもこの私がモデルだなんて絵にならないと思うけど、
お世話になった手前、断れないなぁ…
でも写真撮られるのって嫌いなんだけど…
それに人一倍照れ屋の私が格好良くポーズなんて極めれないし、
やっぱ嫌やなぁ… 




そう思いながらも断りにくかったので、




「別にいいけど… 本当に私でいいの?」




と、恐る恐る聞いてみました。




「もちろん! 実はもうどんな写真を撮るのか頭の中で決めてたんだー。
 だから断れなくって良かった!!」




そう言って嬉しそうな顔をしているジャンを見ていると、
仕方が無いので覚悟を決めてやるしかないと思いました。





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何だかEXの話からどんどん遠のいてしまってますが、しばしのお待ちを~~~


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新生活スタート 「私とEX (元夫) 56 」
2009年 05月 09日 (土) 14:46 | 編集

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ジャンに新しい滞在先まで送ってもらった後、
入居手続きを済ませてさっそく近場の大型スーパーまで買い出しに行きました。



フランスのスーパーの食材はアメリカのスーパーの食材と違って、
見るものすべてがとてもおいしそうで、
目移りしながらたくさん買いこみました。



重い荷物を持って家に戻ると、
そこには学校から帰ってきていた高校生の男の子たちと、
もう一つの貸し部屋に滞在していた30代の男性がいました。



30代の男性は日本でフレンチのシェフをしていた人で、
本場のパリで腕を磨く為に来たとの事でした。



4人でワイワイ話しているととても楽しくて、
あっという間に時が過ぎ、いつの間にか日が暮れていました。




翌日、初めて一人でゆっくりとパリ市内を散策しました。



見る物すべてが新鮮で、
その刺激によって荒んでいた心が浄化されていくような気がしました。



感動するくらい綺麗な町並みや景色を見るたび、




EXにも見せてあげたいなぁ…




とEXを思い出し、



アメリカにはないおいしい物に巡り合うたび、




EXにも食べさせてあげたいなぁ…




とEXを思い出し、

距離は離れても、心はなかなか切り離せないでいる自分がいました。





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語学学校探し&写真撮影 「私とEX (元夫) 57 」 へ行く




語学学校探し&写真撮影 「私とEX (元夫) 57 」
2009年 05月 11日 (月) 20:52 | 編集

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住む所が決まったので、
次は短期で入れるフランス語の語学学校を探し始めました。



日本の短大に通っていた頃、
第二外国語でフランス語を専攻していたけど、
卒業がかかった期末テストで落第して追試を受けたくらい、
私のフランス語の成績は良くありませんでした。



そんな私がフランスでフランス語を勉強する事になるとは、
何とも不思議な気分でした。



どの語学学校が良いのかまったくわからなかったので、
新聞に載っていた語学学校のうち、
安くて通いやすい学校を選んで、
翌週からそこに通う事に決めました。



入学手続きを済ませた帰り道、
新しく通う学校に期待を膨らませながら学校近辺の町をブラブラしていると、
通りかかった一軒の店でナオキが撮る写真に似た絵葉書を見つけたので、
それらを数枚買って帰りました。



その日の夜、ナオキとサトシに住所が決まった事を知らせる為に、
買ってきた絵葉書に近況報告を書きました。



ナオキには報告したい事がいっぱいあったけど、
サトシはまだ怒っているかもしれなかったので、
あまり余計な事は書かずに簡単な近況報告だけ書いて送りました。



その週末はジャンの写真のモデルをする事になっていたので、
ジャンが朝早くから迎えに来ました。



フランスに来て以来、
ジャンは不慣れな私の為にあちこち連れて行ってくれたり、
友達がいない私の為に彼の友人たちを紹介してくれたりと、
何から何までお世話になっていたので、
今日一日は腹をくくって頑張るしかないと思っていました。



最初に向かったのはメークの学校に通っているの女の子のアパートでした。



そこにはヘアメークの学生の女の子や、
ジャンと同じくカメラマン志望の男の子もいて、
皆で寄ってたかって塗りたくられて変身させられました。



ビジネスメジャーの学生だった私は、
駆け出しのアーティストたちはこうやって一つの作品を作って、
それぞれのポートフォリオにするんだと始めて知りました。
(通常はモデルになる人も自分のポートフォリオを作る為にやるらしい)



駆け出しとは言っても、
一応それなりに勉強してる人たちが一生懸命メークしてくれてるので、




今日の私はとっても綺麗になれるかな?

綺麗に撮れてたら勝負写真用に貰おっと






と密に抱いていた期待は見事に裏切られました…





ジャンが撮る予定だった写真は白黒写真だったので、
メークも白黒写真用のメークをしたらしく、
仕上がった私はそれはそれは恐ろしい形相になっていました…



もちろん余計な事は言いませんでしたが、心の中で、




こんなんでほんまにいいのーーー??
どう見ても白塗りお化けやん!

フランス人にとってのエイジアンビューティーって、
これなん???





と思って絶句していると、



「これは白黒写真用の化粧だから濃いけど、写真になるとこのほうが映えるのよ」



と私の気持ちを察したのか、メークの彼女がフォローしていました。



撮影は外でする予定だったので、
この顔で外に行くのは嫌だったけど、
そんなに人に会う事もなく、何とか無事撮影は終了しました。



その日一日、皆でワイワイ言いながらの作業は思っていたより楽しくて、
ジャンの家で夕食をごちそうになった後、
充実した気分で家路に着きました。





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語学学校スタート 「私とEX (元夫) 58 」 へ行く




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2009年 05月 13日 (水) 16:05 | 編集

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学校初日、どんな生徒がいるんだろうとワクワクしながら教室に入ると、
いろんな人種の中に混じって、
いかにも日本人っぽい感じの大人しそうな女性が座っていました。



取り合えず自分の荷物を一番前の席に置いた後、
後ろに座っていた彼女のほうに向かって行き、




「すいません、日本人の方ですか?」




と声をかけてみました。



突然日本語で話しかけられた彼女は、驚いた顔をして見上げました。




「あ、そうです。 日本の方なんですか?」



「はい。 そうです。 
 今日からここに通う事になったのでよろしくお願いします。」



「私も3,4ヶ月前に来たばかりなんです。」



「そうなですか。 私もつい最近来たばかりなんですよ。」




話しだしてすぐに先生がやって来たので、
話を中断して自分の席に戻りました。



結局クラスのメンバーのほとんどは女性でした。



唯一、一人だけいた男性もおじさんだったので、
ここでは絶対ロマンスはないと断言できる状態でした。



そういう意味では張り合いはなかったけど、
久しぶりに受けたフランス語の授業は案外楽しくて、
こうなったらフランス語をとことん習得してみせる!とやる気がメラメラ出てきました。



それからの私は自分でも感心するほど勉強しました。



授業が終わった後、毎日図書館に直行して夕方まで勉強しました。



会話の練習もしたかったので、
日本語を学んでみたいと言っていたジャンと、
週3回、日本語とフランス語のランゲージエクスチェンジもする事になり、
私のフランス語は急速に伸び始めました。



フランス語は私にとって3ヶ国語目(日本語を含む)の言語だったので、
英語を習得した時の経験が役立ちました。



それとは対照的に、
同じクラスの日本人の彼女のフランス語はあまり進歩がなさそうでした。



日本語しか話せない彼女は、
話すより先にどうしても頭で考え込んでしまうようで、
なかなか上達しないフランス語にストレスを感じてるようでした。



彼女は授業が終わると何故かいつも急いで帰るので、
最初の日に話して以来、ほとんど話す機会がありませんでした。



一度彼女とゆっくり話してみたいと思っていた私は、
ある日、いつものように急いで帰ろうとしていた彼女に、




「今日これから忙しい? もし時間があったらどこかでお茶しない?」




と声をかけてみました。





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潔癖症サチコ 「私とEX (元夫) 59 」 へ行く




潔癖症サチコ 「私とEX (元夫) 59 」 
2009年 05月 14日 (木) 17:45 | 編集

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私の誘いに彼女は少し戸惑いながらも、




「え? どうしようかな。
 特に用事はないんだけど、家が遠いので早めに帰らないといけないの…
 でももし1時間くらいでもいいなら、ぜひ。」




と言って微笑み返してくれました。



サチコはパリに住んでる親戚を頼って来たらしく、
その親戚の家で居候しているとの事でした。



彼女はどう見ても一人で海外にやってくるタイプではなかったので、
それを聞いて妙に納得しました。



その日以来、私とサチコ(仮名)は学校が終わった後、
ちょくちょく一緒に出かけるようになりました。



ただ彼女は楽しげにしているわりには、
いつも1,2時間くらい経つと慌てて帰っていきました。



いくら家が遠いとは言っても学校は昼の12時には終わるので、
家が遠いからというのは単なるエクスキューズで、
私と一緒にいてもつまらないのかもと思い出していました。



そんなある日、学校が休みの日に、
私の滞在先の高校生の男の子とその友達と私と彼女との4人で、
ボーリング場に出かけました。



ボーリングを終えた後、皆で食事に行こうと盛り上がっていると、
突然彼女が帰ると言い出しました。



それまで帰るという彼女を引き止めた事はなかったけど、
その日は彼女もとても楽しそうだったし、
せっかく盛り上がってきたばかりだったので、
一緒にご飯を食べに行こうと皆で強引に誘いました。



すると彼女は私にポツリと、




「実はトイレに行きたいの…」




と言い出しました。



何だそんな事だったのかと思った私は、




「トイレならそこにあるから行ってきたら?」




とトイレのある方を指差すと、




「そこではできないの…」




と彼女は心細げに言いました。 



その意味がよくわからなかった私は、一人で行くのが怖いのかと思って、




「一緒に行こうか?」




と言って腰を上げると、




「違うの。 そういう意味じゃなくて、実は私…
 外出先のトイレって気持ち悪くて使えないの…」




と申し訳なさそうに言いました。




「それだったら空気椅子スタイルでやるか、
 便座にトイレットペーパー引いてやったらいいやん。
 私もいつもそうしてるよ。」



「でも無理なの…」




そう言えばいつも彼女はトイレに行っても、
手を石鹸でゴシゴシ洗ってるだけで、
一度も彼女が個室に入るのを見た事がありませんでした。



結局いつも焦って帰っていたのは家が遠いからではなく、
外出先のトイレが使えないからでした。



そう言えば以前、私が飲みかけのソーダを彼女に、




「飲む?」




と言って差し出した時も、突然申し訳無さそうな顔をして、




「これはね、ukainouさんだからって訳じゃないのよ。
 それだけは誤解しないでね。
 実はね、私ね、人が口をつけた物をそのまま飲んだり食べたりできないの。
 ごめんね、 ほんとにごめんね。」




と恐縮して謝る彼女に対して、
何だか悪い事をしてしまったような気がして、
バツの悪い気分になった事もありました。



それにいつもハンカチを手に握り締めていて、
手すりを掴む時や、ドアを開ける時に必ずハンカチを当てる彼女を見て、
潔癖症な人だなとは思っていました。



今なら多少知識もあるので、
サチコのそういう行動もある程度は理解できるけど、
当時、そういう精神的な病に疎かった私は、
そんな彼女の事が理解できなくて、





面倒くさいなぁ、もう…





と心の中で呟いていました。



サチコが慌てて帰った後、
3人で食事に行く気持ちも失せてしまったので、
食事はやめてそのまま解散となりました。



サチコは過去のある出来事がきっかけで強迫性障害になったらしいですが、
あの頃の私はそんな彼女の力になれるほどの器ではなかったので、
一緒にいてそんなに楽しくない彼女とはだんだん会わなくなり、
いつの間にか自然消滅していました。





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NOと言えない女 ノエル 1 「私とEX (元夫) 60 」  へ行く




NOと言えない女 ノエル 1 「私とEX (元夫) 60 」
2009年 05月 15日 (金) 18:49 | 編集

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サチコの異常なまでの潔癖さにうんざりし始めた頃、
私はノエル(仮名)という日本人女性に出会いました。



始めて彼女の名前を聞いた時、
日本人は普通つけない外国の名前だったので、
てっきりニックネームなのかと思ったら、それが彼女の本名でした。



「名」はその人を表すと言いますが、
まさしく彼女は普通の人とは違う珍しいタイプの女性でした。




ある週末、私は兼ねてから行ってみたいと思っていたモントルイユの蚤の市に一人で出かけました。



見るものすべてが物珍しくて、
キョロキョロしながらあちこち散策していると、
ふと強い視線を感じました。



その視線が感じた方向を見てみると、
一人の日本人らしき女性がアイスクリームを食べながら私の事をじっと見ていました。



彼女は私と視線が合ったにも拘らず、
目を逸らすどころかそのまま私の事をジーッと見つめ続けました。



その様子から日本人じゃないなと思いながら、
彼女から目線を逸らしてそのまま歩いていると、




「すいません!! 日本の方ですよね??」




と突然背後からいきなり声をかけられました。



振り向くと、そこにはさっきの女性が立っていました。



走って追いかけてきた彼女に一瞬戸惑いながらも、




「はい、そうです。」




と答えると、




「良かったー!! こっちに来て一週間なんですが、
 今まで一度も日本人の人と出会わなかったので、お会いできて嬉しいです!!
 もし良かったらこれからお茶でもしませんか?」



といきなり女性にナンパ されてしまいました。




すごく積極的な人だなと思いながらも、
私も日本人の女性と話がしたかったので、
彼女と一緒にカフェに行くことにしました。





もうちょっと書こうと思ったんですが、時間切れです。
続きは次回に~~~。

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NOと言えない女 ノエル 2 「私とEX (元夫) 61 」 へ行く




NOと言えない女 ノエル 2 「私とEX (元夫) 61 」 
2009年 05月 17日 (日) 10:40 | 編集

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カフェに行こうと言いながらも、
私も彼女もまったく土地勘が無かったので、
適当なカフェを探しながら、一緒に蚤の市近辺の店を巡っていました。



するとふと気づくと、
私の後に続いて店から出てきたはずの彼女がいませんでした。



まださっきの店にいるのかもと思って戻ってみると、
そこには店員にがっしり手を握られて、迫られているノエルがいました。




「何やってるの?」



「ukainouさん、助けて~~~。 この人が手を放してくれないのぉ~。」




そう言って彼女はヘラヘラ笑いながら体をくねらせました。

助けてくれと言いながら、嬉しそうな彼女に疑問を感じながらも、




「何やってるんですか。 その手を放しなさいよ!」




とその店員に向かって言うと、




「君もビューティフルな日本人女性だねぇ~。 
 ぜひ君も一緒に中に入ってゆっくり見て行ってよ~。」




と言って私の腕を掴もうとしました。 ゾッとした私は、




「私に触るな!!! あっちに行け!!」




と店員に向かって怒鳴り、
ノエルの腕を取って、その店から出ていきました。



するとノエルは、




「ukainouさんってすごーーい!!
 私は男の人に優しくされるとなかなかNOって言えないんですよ~。
 あんなにはっきりNOって言えるなんて、
 私、ukainouさんの事尊敬しちゃいます!!」




と言いました。
こんな当たり前の事で尊敬されても… と思いながら、
この人は頭が悪いのか、
それとも尻軽なのかどっちなんだろうと心の中で思っていました。



すると彼女は衝撃的な事実を何の躊躇もなく、話し出しました。




「この間もね、私の好きな○○っていうブランドのお店に行ったら、
 そこの店員さん達に迫られちゃって、
 結局断り切れなくて、そこの店員3人と試着室でやっちゃったんですよ~~~」



「……はぁ????」



「でも帰りしなにそこのブランドのバッチを3つもただで貰っちゃって、
 ラッキーだったわ~。」



「ラッキーって… マジで試着室でやったの???」



「狭くて大変だったけどね。(笑)」




あまりの驚くような話にすっかりノックアウトされてしまった私は、
唖然として彼女を見つめました。



ノエルは女の私から見ると、
別にいやらしい感じもしないし、派手でもないし、
どっちかというと清楚な感じがする、ごくごく普通の女性でした。



見た目とのギャップに驚きながら、



いくらNOって言えないからって…




この人、大丈夫なんかなぁ???




と一抹の不安を感じました。





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まとめ
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