ニューヨーク生活20年で経験してきた様々な実話集。 好きだから別れるしかなかった。そして別れてから始めて気づく事。新連載スタート。
それでもやっぱりニューヨークが好き
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報復? 「私とEX (元夫) 96 」
2009年 11月 04日 (水) 11:06 | 編集
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「実はukainou
に言っておかないといけない事があって…」
 
 
 
EXは言いにくそうに口を開きました。
 
 
 
「何? 何があったの?」
 
 
 
「ukainouには嘘はつきたくないので本当の事言うけど、
 パニックにならないで僕の事を信じて欲しいんだ。」
 
 
 
「だから一体どうしたの?」
 
 
 
「実は… 例の彼女がさ…」
 
 
 
「例の彼女? もしかして一緒に住んでたあの彼女?」
 
 
 
「うん、僕もつい数日前に知ったんだけど、
 僕の実家に、それも僕の両親宛てに突然彼女から手紙が届いたらしいんだ。」
 
 
 
「実家に? 何で? 実家の住所教えてたの?」
 
 
 
「教えてないけど、どこかで見つけてたのかも。」
 
 
 
「それで一体何て?」
 
 
 
「…これは事実じゃないんだ。 恐らく嫌がらせなんだと思う。」
 
 
 
「だから何なの?」
 
 
 
「手紙の中には子供の写真が何枚か同封されていて、
 その子供が僕の子だって…」
 
 
 
 
「あなたの、こ、こ、子供???!!!」
 
 
 
 
「だからそれは有り得ないんだよ!」
 
 
 
「彼女妊娠してたの???!!!」
 
 
 
「神に誓って言うけど、絶対有り得ないんだ!!」
 
 
 
「でも写真が入ってたんでしょ?! そんな嘘つく人いないよ!!!」
 
 
 
「お願いだから落ちついて僕の言う事を聞いて欲しい。
 僕が彼女と別れてからまだ一年経ってないでだろう?
 でもその写真に写ってた子供はベイビーではなくて、
 1、2歳くらいの子供だったらしいんだ。」
 
 
 
「仮に一歳未満のベイビーだったとしても、
 それだと僕と別れた頃、大きなお腹を抱えていた事になるでしょ?」
 
 
 
「それなのに僕が気がつかない訳ないじゃないか。」
 
 
 
「神に誓って言うけど、彼女は妊娠なんてしていなかった。」
 
 
 
「あの日、ukainouと鉢合わせした日以来、そんな状況にもならなかったし…」
 
 
 
「そんな事わからない。 
 本当は妊娠してるの知ってて別れたんじゃないの!!??」
 
 
 
「僕がそんな事する人間だと思うの???」
 
 
 
「……」
 
 
 
「僕は確かに悪いところもあるけど、
 僕の子供を妊娠している人を見捨てたりするような人間じゃない。」
 
 
 
「それはukainouだってわかってるだろ?」
 
 
 
「……うん。」
 
 
 
「彼女は妊娠なんてしていなかった。 それは事実なんだ。
 これは彼女からの嫌がらせなんだと思う。」
 
 
 
「…確かに彼女と別れてすぐに車を盗まれたり、
 引っ越し泥棒に入られたり、タイミングが良すぎるよね。
 ただそこまでするかなぁって思ってたけど、
今回もその延長線上なのかなぁ…」
 
 
 
「泥棒に入られてからは何もなかったけど、
 今になってあんな手紙を送ってきたという事は、
 どこからか僕たちが婚約した事を聞きつけたからなのかもしれない。」
 
 
 
「その可能性はゼロとは言えないね。」
 
 
 
「もしそうならこれで終わらない気もしたんだ。」
 
 
 
「本当はukainouに余計な心配をかけたくなくて、
 今回の事は黙っていようかと思ったんだけど、
 万が一、彼女がukainouに何かしてきたらと思ったら、
 やっぱり言っておかないといけないって思って。」
 
 
 
「彼女が私に? 何を?」
 
 
 
「それはわからないけど、ある事ない事言ってくるかもしれない。」
 
 
 
「こんな事に巻き込んでしまって本当にすまない。
 でもukainouの事が一番心配だから、
 もし何かあったら必ず知らせて欲しい。」
 
 
 
 
「ukainouの事は絶対僕が守るから!」
 
 
 
 
私の手をしっかり握り締めながら真剣に話すEXを見て、
彼の言葉を信じようと思いました。
 
 
 
それからしばらくは彼女が何をしてくるのか不安でしたが、
結局その後、何事もなく年月が経ち、
いつしかほとんど彼女の事を思い出す事もなくなりました。
 
 
 
当時はEXの言ってる事を信じましたが、
あれから時間が経った今となっては、
この事件も本当に単なる彼女の嫌がらせだったのか、
それともEXが嘘を言っていたのかわかりません。



実際、私はその写真を見た訳じゃないので、
その写真に写っていたのは1,2歳の子供ではなく、
生まれたての赤ちゃんだったのかもしれない。



もしそうなら、EXが彼女と別れた頃、
EXだけではなく、
彼女自身も妊娠していた事に気づいてなかったのかもしれない。



虚言癖の人間と付き合っていると、
結局何が真実で何が嘘だったのか永遠に謎のまま、
グレーな記憶として残っていきます。
 
 
 
もし彼女の手紙が真実で、
この世のどこかで本当にその子が存在しているのかもと思うと、
何とも言えない複雑な気持ちになります。
 
 
 
実はこの子以外にも、
結局今となっては真実だったのか嘘だったのか、
わからないままの人物がいます。




その人物の名前は「パメラ」。

EX曰く、「僕の妹」らしい。




EXとは似ても似つかない、
金髪青い目のどこから見ても典型的なアメリカ人の20代前半の女の子でした。





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腹違いの妹 パメラ 1 「私とEX (元夫) 97 」  へ行く




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腹違いの妹 パメラ 1 「私とEX (元夫) 97 」
2009年 11月 09日 (月) 23:57 | 編集
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ある日の夜、外出先から帰ってきたEXが私に話があると言い出しました。
 
 
 
 
「今まで何となく言いづらくてukainouに話してなかった事があるんだけど…」
 
 
 
「何? どうしたの?」
 
 
 
 
「実は… 僕には腹違いの妹がいるんだ。」
 
 
 
 
「え???!!! 腹違いの妹???!!!」
 
 
 
 
「…うん。」
 
 
 
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってよ。
 腹違いの妹って言う事はお父さんが不倫してできた子って事???」
 
 
 
「そういう事になるね…」
 
 
 
「あのお父さんがそんな事するなんて信じられない!」
 
 
 
「僕だって信じたくなかったけど、
 人間誰しも過ちを犯してしまう事はあるんだよ。」
 
 
 
「お母さんはその事知ってるの?」
 
 
 
「うん、知ってるよ。」
 
 
 
「お母さん、さぞかしショックだったでしょうね…
 よく別れなかったね。
 お母さんはその子の存在を認めて、すべてを許したって事?」
 
 
 
「僕の母はukainouも知ってるように争い事が嫌いな温厚な人だから…」
 
 
 
「でもその不倫相手から結婚を迫られたりしなかったの?」
 
 
 
「その彼女はイギリスからの観光客だったんだ。
 だから彼女との関係はほんの短い期間だったらしい。
 彼女自身も妊娠に気づいたのは国に帰ってからなんだ。」
 
 
 
「え? イギリス人? お父さん、ぜんぜん英語話せないのに?
 彼女があなたの国の言葉を話せたの?」
 
 
 
「ううん、彼女は英語しか話せないらしいけど、
 僕の国にやって来るイギリスや北欧からの観光客たちって、
 現地の男とアバンチュールするのも目的のうちの一つだから、
 言葉なんて関係ないんだよ。」
 
 
 
「それじゃ、彼女がイギリスで一人で産んで一人で育ててきたの?」
 
 
 
「うん、僕の父も多少は金銭的な援助はしていたようだけど…」
 
 
 
「お父さんはその子に会った事があるの?」
 
 
 
「1,2回会った事があるって言ってたかな。」
 
 
 
「そうなんだ… で、その子って今何歳なの?」
 
 
 
「今、20歳くらいかな。」
 
 
 
「今もイギリスに住んでるの?」
 
 
 
「実は数年前に母親と二人でアメリカの北西部に移住してきたらしい。」
 
 
 
「そうなの??」
 
 
 
「うん。 でもね、
 妹はブロードウェイのミュージカルの舞台に立つのが夢らしくって、
 こっちに引っ越してきたらしいんだ。」
 
 
 
「え??? そうなの? 連絡あったの?」
 
 
 
「うん。」
 
 
 
「ちょくちょく連絡取り合ってたの?」
 
 
 
「ううん、今まで直接連絡を取り合った事はなかったけど、
 彼女がニューヨークに行くつもりだという事を父が知って、
 僕の連絡先を教えたらしい。」
 
 
 
「そうなんだ。」
 
 
 
「それでね、実はukainouに頼みがあるんだ。」
 
 
 
「え?? 何??」
 
 
 
「彼女はこっちに引っ越してきたばかりで、
 まだ住む所が決まってないらしいんだ。」
 
 
 
「そんな訳で数日でいいので、
 彼女をうちに泊めてあげてもいいかな?」
 
 
 
「え?? うちに??」
 
 
 
「うん。すぐに住む所は決まると思うので、それまでの数日間でいいんだ。」
 
 
 
「そっかぁ… まだ住む所が決まってないなら大変だね。
 部屋が決まるまでなら構わないよ。」
 
 
 
「ほんとに?」
 
 
 
「うん。」
 
 
 
ukainou、ありがとう!
 良かったー、今夜寝る所ないって言ってたので心配だったんだよ。」
 
 
 
「今、彼女どこにいるの?」
 
 
 
「実は… もう来てるんだ。」
 
 
 
「え?? どこにいるの?」
 
 
 
「車の中で待ってるよ。 呼んで来ていい?」
 
 
 
「え? ずっと車の中で待ってたの?」
 
 
 
「うん、だっていきなり連れて帰ってきたらukainouもびっくりするだろうし、
 まず最初にukainouに事情を話して、
 泊めていいか聞いてからにしようって思ったから。」
 
 
 
「そっかぁ、それじゃ、早く家の中に入ってもらったら?」
 
 
 
「うん! 今連れてくるよ。」
 
 
 
 
突然の妹の出現にびっくりはしましたが、
彼女に罪はないし、
複雑な環境で育った彼女に対して同情心が出てきて、
何か彼女の力になってあげられたらなと思い出していました。
 
 
 
 
それからすぐ、EXは大きな荷物を抱えて彼女と戻ってきました。
 
 
 
 
「彼女が僕の妹のパメラだよ。」
 
 
 
 
笑顔でそう言うEXの隣には、
EXとまったく似ても似つかない、
金髪青い目のどこから見ても典型的なアメリカ人の女性が立っていました。
 
 
 
 
「あ、始めまして…」
 
 
 
「始めまして! 急に押しかけちゃってごめんなさい。
 行く所がなかったのでほんと助かりました!」
 
 
 
「いえいえ、お会いできて嬉しいです。
 長旅で疲れたでしょうから、ゆっくり休んで下さいね。」
 
 
 
「ありがとうございます!」
 
 
 
「お兄さんと積もる話もあるでしょ?
 私は自分の寝室で寝るので、彼の寝室のベッドを使ったらどう?
 ○○(彼の名前)はソファーでいいでしょ?」
 
 
 
「僕はどこでも寝れるのでOKだよ。」
 
 
 
「それじゃ、取りあえずゆっくりシャワーでも入って、寛いで下さいね。」
 
 
 
 
初めて会った兄妹同士、いろいろ話したい事もあるだろうと思い、
挨拶を済ませた後、私は邪魔にならないように自分の部屋に戻りました。
 
 
 
その日、夜遅くまで二人の楽しげな会話が部屋から漏れ聞こえてきました。
 
 
 
未婚の母の元、彼女は寂しい想いをしたり、
何かと苦労もあったかもしれない。
 
 
 
 
そう思うと、EXには彼女の心の支えになってあげて欲しいし、
これを機会にこれから二人の間で良い関係が築いていければ良いなと思いながら、いつの間にか深い眠りへと落ちていました。





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腹違いの妹 パメラ 2 「私とEX (元夫) 98 」  へ行く




腹違いの妹 パメラ 2 「私とEX (元夫) 98 」
2009年 11月 12日 (木) 06:11 | 編集
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その日以来、
私もEXも学校とバイトで忙しくてほとんど家にいなかったけど、
パメラは特に外出している気配はなく、ずっと家にいるようでした。
 
 
 
 
本当にちゃんとアパート探ししているのかなぁ…
 
 
 
 
と思いながらも、
あまり急かしても可哀想なので、何も言わずに見守るスタンスでいました。
 
 
 
ただ彼女がいる事によってそれなりに気を使うし、
ただでさえ忙しくてEXと話す時間がないのに、
彼女がいる事によって二人で過ごす時間がなくなってしまい、
徐々にイライラがつのっていきました。
 
 
 
それにEXと似ても似つかない彼女の顔を見る度に、
本当に妹なんだろうかという疑惑が私の中で少しずつ出てきていました。
 
 
 
そしてパメラがうちに来て一週間が過ぎた頃、
たまたま彼女とキッチンで一緒になったので、
二人で食事をしながらいろんな話をしました。
 
 
 
ただ彼女の英語はそれまで聞いた事がない、
独特の訛りのある英語だったので、
彼女が興奮して早口で話しだすと、
何を言ってるのか私には聞き取れない事がよくありました。
 
 
 
 
「パメラの英語って、
 テレビで聞くブリティッシュイングリッシュともちょっと違うような感じだけど、
 イギリスのどこか地方の方言なの?」
 
 
 
「え? ブリティッシュイングリッシュ??(笑)
 そんな訳ないじゃなーーーい!
 私の訛りって私が住んでいた○○州(聞いたけど忘れた)の訛りなのよーー。
 特徴あるでしょ?」
 
 
 
「へぇ、そうなんだ…
 でもそこには数年しか住んでないんでしょ?
 それなのにイギリス英語よりそっちの訛りのほうが強いの?」
 
 
 
「あっ…… う、うん、そうなのよ…」
 
 
 
「ふーーん…」
 
 
 
 
二人の間に何とも言えない気まずい空気が流れ、
視線を逸らしたままソワソワしだしたパメラを見ていると、
それまでの根拠がなかった疑惑が私の中で確信へと変わっていきました。
 
 
 
 
するとパメラは突然、
 
 
 
 
「……あっ、もうこんな時間だ。
 今日はこれから知り合いと会う予定なの。」
 
 
 
 
と言って、そそくさとその場から立ち去っていきました。
 
 
 
 
彼女の様子から、
 
 
 
 
やっぱりパメラは妹何かじゃなかったんだ。
 
 
 
 
と確信し、EXに対して怒りが沸々とこみ上げてきました。
 
 
 
 
EXがパメラと男女の関係がないのは女の直感でわかっていましたが、
何でそんな嘘をつく必要があるのか私には理解ができませんでした。
 
 
 
私もそれまでいろんな人たちに親切にしてもらってきた経験があるので、
彼が正直に事情を話してくれていたら、
彼女をヘルプしてあげる事にはまったく問題がありませんでした。
 
 
 
それなのにどうして真実を話すのを避けて、
自分の親を貶めるような嘘までついて別のストーリーを作り出すのだろう。
 
 
 
その日の夜、仕事から戻ってきた彼を問い詰めましたが、
結局彼は最後まで白状しませんでした。
 
 
 
彼は話し合いの最中、うまく問題の本質を摩り替えて、
 
 
 
 
ukainouに迷惑かけてごめんね。
 僕も彼女はすぐにアパートを見つけて出て行くと思っていたんだ。
 それなのにアパートが決まりそうな気配もないし、僕も戸惑っていたんだ。
 パメラには明日必ず出て行くように言っておくから… ごめんね」
 
 
 
 
とただ何度も謝るだけでした。
 
 
 
そして次の日、私が目覚めた時にはすでに彼女はいませんでした。
 
 
 
彼女がいなくなった事で実際直面する問題は解決しましたが、
EXが最後まで真実を話してくれなかった事によって、
もしかしてパメラは本当に彼の妹だったのかもと思う時もあり、
もしそうならあんなふうに追い出してしまった事に罪悪感が残りました。
 
 
 
虚言癖の人間と付き合うということは、
まるで濃い霧の中を手探りで歩いているような状態で、
真実は常に霞んでいて、はっきりと見える事はありません。
 
 
 
知る必要がないものは知らなくて良いという性格の人となら、
こういう人ともうまくやっていけるのでしょうが、
すべてを知りたい性格の私と彼とでは、
所詮うまくいくはずがない相性だったという事に、
この頃の私も彼も気づいていませんでした。





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予定外の妊娠 「私とEX (元夫) 99 」  へ行く




予定外の妊娠 「私とEX (元夫) 99 」
2009年 11月 15日 (日) 12:59 | 編集
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それからは何事もなかったかのように平和な日々が続き、
パメラの事も元カノの事もほとんど思い出さなくなっていた頃、
もうすぐ結婚するという気の緩みから、
うっかり妊娠してしまいました。
 
 
 
妊娠を知った瞬間、素直に嬉しかったけど、
それと同時に不安になっていました。
 
 
 
8月の結婚式に向けて着々と準備は進んでいるというのに、
ドクターが言うには出産予定日は10月との事。
 
 
 
10月に子供を生むということは、
体調によっては結婚式をキャンセルしないといけないし、
決行できたとしても大きなお腹を抱えてのウエディングなってしまう。
 
 
 
一生に一度のウエディングドレスも大きなお腹じゃ似合わないだろう。
 
 
 
それよりも出産が早まったり、
飛行機の中で何かあったらどうしよう。
 
 
 
無事、何事もなくニューヨークに着いたとしても、
永住目的と思われて入国審査で拒否されたらどうしよう。
 
 
 
それに9月から最後のセミスターを取って大学を卒業するつもりでいたのに、
子供を生むなら休学しないといけないし、
下手したら再び学校に戻れなくなってしまうかもしれない。
 
 
 
それよりも何よりも二人ともまだ学生なのに、
経済的にやっていけるのであろうか?
 
 
 
それに大学を卒業した後、
ビザをサポートしてくれる会社は見つかるのか
 
 
 
果たして大学卒業後もアメリカに残れるのか?
 
 
 
 
考え出すと不安になったけど、、
私もEXも良い意味でも悪い意味でもイージーゴーイングな性格なので、
 
 
 
 
 
「ま、何とかなるか。」
 
 
 
 
 
という結論に至って、計画を続行する事に決めました。
 
 
 
初めての妊娠&出産に不安はありましたが、
EXの子供が自分の体の中にいるという事実は素直に嬉しく、
幸せな気持ちになりました。
 
 
 
そして私たちは子供がいつ生まれても良いように、
EXの国で式を挙げる前に、
ニューヨークのシティーホールで籍を入れる事に決めました。
 
 
 
入籍の日、親友であり、ルームメイトでもあるミキに立ち会って貰い、
シティーホールの中にある裁判所の判事さんの前で誓いの言葉を交わし、
私とEXは付き合いだして6年目の春に正式な夫婦となりました。





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大学での二人三脚 「私とEX (元夫) 100 」  へ行く




大学での二人三脚 「私とEX (元夫) 100 」
2009年 11月 23日 (月) 08:52 | 編集
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それまでは大学の科目を選択する時、
何となく嫌だったのでEXと同じクラスにならないようにしていましたが、
妊娠がわかってからはEXの提案で同じクラスを取る事にしました。
 
 
 
 同じ教科を一緒に取ったほうが、
役割を分担できて効率が上がるというのもあったけど、 
それよりもEXはつわりが始まって体調がいまいち良くなかった私を、
側でサポートするつもりのようでした。
 
 
 
 同じクラスを受けるようになってから、
授業でわからなかった事を教え合ったり、
情報を交換し合ったりできて、それまでより随分やり易くなりました。



それだけではなく、私たちは試験範囲を半分に分けてそれぞれ勉強して、
試験中にこっそり答えを教え合ったりもしていました。
 
 
 
 そんなカンニングも毎回うまくいくとは限らず、
2回ほど先生にばれてしまった事がありました。
 
 
 
 実際のところ、
助けてもらっていた割合は私のほうが断然多かったにも関わらず、
先生から見るとどうしてもEXが加害者で私が被害者に写るらしく、
注意を受けるのは可哀想なくらいEXのみでした。
 
 
 
 
ukainouはいいよなー。
 一見悪い事しなさそうに見えるから、
 先生もコロっと騙されちゃうんだよなー。」
 
 
 
「でもukainouだったらすぐに白状しちゃいそうだから、
 僕が一人でカンニングしていたと思われたほうが都合が良いけどね。」
 
 
 
 
と言って笑っていました。
 
 
 
実際彼はカンニングが見つかっても、
一度もお咎めを受けた事はありませんでした。
 
 
 
 普通ならパニックになりそうな窮地に立たされても、
しら~っと乗り切る様は見事なほどでした。
 
 
 
 そんな中、勉強とバイトだけでも忙しくて時間が無かったというのに、
EXの国の教会で式を挙げるには、
クリスチャンでなくてはいけないという事を知って、
しぶしぶ私は教会での勉強会に通う事になりました。
 
 
 
根本的に私は神の存在は信じていないのに、
ただ教会を使いたいからという不純な動機で、
洗礼を受けていいのか悩みましたが、
 
 
 
 
「No problem!  Don't worry. Everything will be OK!」
 (そんなん構まへん!構まへんってー、何とかなるさ)
 
 
 
 
EXに軽い調子で押し切られ、私も私でいつもの調子で、
 
 
 
 
「ま、いっか。」
 
 
 
 
と軽く考える事にして、教会に通う事にしました。
  
 
 


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ジーザスの血の涙 「私とEX (元夫) 101 」  へ行く




ジーザスの血の涙 「私とEX (元夫) 101 」
2009年 11月 28日 (土) 13:32 | 編集
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実はEXとは過去に一度、宗教に関して一悶着起きた事がありました。
 
 
 
EXは敬虔なクリスチャンという訳ではなく、
日本人のように年に1,2回、行事がある時だけ教会に行くタイプだったので、
彼と一緒にいても宗教を意識する事はほとんどありませんでした。
 
 
 
そんなある日、何かの話の流れで、
アダムとイブが人類の祖先だとEX本気で信じている事を知って、
唖然としてしまいました。
 
 
 
進化論については学校で一度も教えられた事がないらしい。
 
 
 
そんな彼に私が知ってる限りの進化論を説明すると、
 
 
 
 
「人間が猿だったって本気でそんな事信じてるの???
 絶対そんな事はありえないよ!」
 
 
 
 
と断固として言い切られ、ついカチンときてしまった私は、
進化論についての資料やビデオを借りてきて、
アダムとイブが人間の始まりだという考えがいかにナンセンスか説明しました。
 
 
 
その上、ヒートアップしてしまった私は、
 
 
 
 
「あなたの宗教によれば、神を信じていれば悪い事をしたって、
 懺悔さえすれば許されてノアの箱舟に乗れるというのに、
 何で私の両親のように真面目に生きてきて何の悪い事もしていない人間が、
 ただ無宗教っていう事だけで溺れ死なきゃいけないの?
 自分を信じているヤツは助けるけど、
 そうじゃないヤツは死ねばいいなんて高慢な考えが神の教えなの?」
 
 
 
 「宗教が本当に人の為になるものなら、
 どうして宗教の名の元に戦争が起きて、多くの人々が殺されてきたの?」
 
 
 
 
と、それまで心の中で思っていた宗教に関する疑問を、
次々と彼に浴びせかけました。
 
 
 
すると最終的に彼は、
 
 
 
 
「確かに矛盾している部分もあるけど、
 それはその疑問に答えられるだけの知識が僕にないからだと思う。
 ただアダムとイブに関しては考えて見ると確かにおかしい。
 君が言うように科学が発達していなかった当時の人たちに、
 分かりやすく説明する為のストーリーだったのかもしれない。」
 
 
 
 
と、うな垂れるように言いました。
 
 
 
アダムとイブに関して自分の主張が認められた私は、
その日の夜、すっきりした気分で眠りにつきました。
 
 
 
 その翌朝、EXのすすり泣く声で目が冷めました。
 
 
 
驚いた私は一体何が起きたんだろうと思い、
隣で背中を向けて寝ていた彼に声をかけました。
 
 
 
 
「どうしたの? 泣いてるの?」
 
 
 
「あ… 夢だったのか…」
 
 
 
「夢見てたの? 何だか泣いてたみたいだけど、一体どんな夢見たの?」
 
 
 
「……うん。 実はさ、寝てたら何か気配を感じたので、
 うっすら目を開けて見たら、僕の隣にジーザスが立ってたんだ。
 そして僕の事を悲しげに見下ろしてたんだ。」
 
 
 
「ジーザスが?」
 
 
 
「うん。 びっくりして飛び起きて、
 一瞬でも神の事を疑った事を謝ったんだけど、
 ジーザスは何も答えてくれなくて、
 悲しげな顔のまま、突然血の涙を流したんだ。」
 
 
 
「僕は必死で謝り続けたんだけど…
 神はもう僕の事を許してくれないかもしれない…」
 
 
 
 
そう言ってEXは目を潤ませました。
 
 
 
 そんな彼を見ていると、罪悪感が一気に広がり、
 
 
 
 
「ごめん、私、調子にのってやり過ぎた。 ほんとごめんね」
 
 
 
 
と言ってEXを抱きしめました。
 
 
 
 
人間の祖先がアダムとイブであろうが、猿であろうが、
そんな事は今の私たちに何の関係もない事だし、
結局のところ、何が真実かなんて誰にもわからない。
 
 
 
 それなのに彼が子供の頃からずっと信じてきた事を、
否定する権利は私にはない。
 
 
 
 

彼は彼で信じるものがあって、私は私で信じるものがある。


それで良いんだ。


誰もそれを否定する権利はないんだ。 
 
 
 



相手を理論で打ち負かして、
勝利の気分を味わっていた自分を反省しました。
 
 
 
それ以来、私たちの間で宗教に関して議論する事はなくなりました。
 
 
 
彼も私に無理に神を信じさせようとしなかったし、
私も彼の宗教をリスペクトするようになりました。
 
 
 
そうやって彼の宗教をリスペクトしていたからこそ、
神を信じていない私が洗礼を受ける事に抵抗はありましたが、
結局のところ、宗教を持っている人間より、
持ってない人間のほうが相手に合わせやすいので、
私が彼に合わせる事に決めたのでした。





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