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ニューヨーク生活20年で経験してきた様々な実話集。 好きだから別れるしかなかった。そして別れてから始めて気づく事。新連載スタート。
それでもやっぱりニューヨークが好き
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最初の嘘 「私とEX (元夫) 3」
2009年 01月 12日 (月) 18:29 | 編集

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彼はその日、自分は23歳だと言いました。



少し年上なんだなと思ったくらいで、
その事に関しては何とも思っていませんでした。



その日以来、私たちは急激に仲良くなり、
毎日彼と会うようになっていました。



ある日彼との会話の中で、
私が高校生だった時バンドをやっていた事があると言ったら、
彼もギターをやっていてバイトでライブハウスで弾いていると言いました。



その時も「へー、そうなんだ」と思ったくらいで、
特にその事に関して何とも思っていませんでした。



そんなある日、彼が唐突に言い出しました。




「実はある人から西海岸で音楽をやらないかってオファーがあったんだ。」



「それってプロとして?」



「うまくいけばそうなると思う。」



「へー、良かったやん! おめでとー! で、いつから行くの?」



すると彼は悲しそうな顔をして、



「ukainouは僕が西海岸に行ってしまっても悲しくないの?」



「え? んー、まぁ、寂しくはなるけど、良い話だったら嬉しい事だし…」



「僕はそんなの嫌だよ。」



「でも学校が休みの時に会うようにしたらいいでしょ?」



「僕はukainouと会えなくなるのは絶対嫌なので…
 実はその話はもう断ったんだ。」



「えー? そんなぁ、断らなくてもいいのに…」




そう戸惑う私を彼は抱きしめ、




「僕はずっとukainouの側にいたいんだ。 
 それが僕の望みだから!」





と言いその話は終わりました。




それからしばらく経って、
彼が始めて私の家に遊びに来ました。



私の部屋でいろんな話をしていると、
ふとギターの事を思い出したので、




「前から一度あたなのギターを聴いてみたかったのよ。 
 何でもいいからちょっと弾いてみてよ!」




と言って、私のギターを彼に手渡しました。



その瞬間、何が起こったのか、
私の目の前で彼の顔が見る見る真っ赤になっていきました。



ギターを手に持ったまま真っ赤な顔で突っ立てる彼に私も驚いて、



「え? どうしたの?」



と聞くと、しばしの沈黙の後、困り果てた顔をした彼が、




「ごめん!!!」




と言ってギターを私に返しました。



一体何が起きたのかよくわからないまま呆然としていると、




「実はあれは全部嘘だったんだ…」




と罰の悪そうな顔をして言いました。




「え? 嘘? 何が?」



「ギターをやってるっていう事…」



「へ??? だってライブハウスでバイトしてるって言ってたやん。」



「それも嘘なんだ…」



「へ??? じゃー、西海岸に来ないかって言われたのは何だったの?」



「それも嘘…」



「えええーー???!!! 何でそんな嘘ついたの?」



「だって… ukainouがギターやってたって言ったから、
 自分もやってるって言ったら興味を持ってもらえるかと思って…」



「そんなのぜんぜん関係ないよ。
 あなたがギターをやってようがやってまいがそんなのぜんぜん関係ないよ。」



「そうかもしれないけど、あの時はそう思えなかったんだ…」



「それから実はもう一つukainouに嘘をついてたことがあるんだ…」



「え??? 一体何なの?」



「僕、23歳って言ったでしょ?」



「うん…」




「実は23歳じゃないんだ…」




「えええーー???!!! じゃー、一体何歳なのよ?」



「20歳。 ukainouと同じ歳…」



「そんなに大差ないじゃん! 何でそんな意味も無い嘘ついたの?」



「だって、年上じゃないとukainouに興味を持ってもらえないかもと思ったんだ…」



「すっごい年下ならともかく、そんなのぜんぜん関係ないよ!」



「でもあの時はそう思えなかったんだ…」



「僕はukainouに始めて会った時からすごく好きになってしまって、
 どうしてもukainouに自分に興味を持ってもらって欲しかったんだ。」



「すごく好きだったからつい自分をよく見せようとしてしまったんだ。」



「僕も馬鹿な事を言ったと思ってる。
 すごく後悔してるんだ。
 いつもいつばれるかと不安で仕方がなかった…」




「本当にごめん!! 
もう絶対こんな嘘つかないから!!」





そう必死に謝る彼を見ていると、
そこまでするほど私の事が好きだったんだと、
何の疑いも知らない小娘だった私は納得してしまい、
その後二人の間で大きな問題となっていく彼の性質を、
その時見抜ぬくことはできませんでした。





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Comment
この記事へのコメント
exさん・・・嘘をつくなら、もうちょっと、真実味がある嘘つけばいいのに・・・(笑)
同じ歳の方が”同年だね~”とか話になるのに・・・。
でも、それだけukainouさんに関心もってもらいたかったんだろうね~。でもね~。嘘はいけません。嘘は・・・。
離婚の一番の理由は浮気なんだね・・・これって自分って奥さん側の浮気もあるのかな・・・。私も浮気するダンナはイヤだ!!
2009/ 01/ 13 (火) 12: 14: 00 | URL | はなこうめ # 79D/WHSg[ 編集 ]
今年もよろしくね~☆

挨拶程度に会っただけだけど、2にしても3にしても、あの堂々とした姿の彼からは全く想像できないです。
人は見かけによらないのかしら?

続き楽しみにしています
2009/ 01/ 13 (火) 14: 12: 00 | URL | yosse # 79D/WHSg[ 編集 ]
はなこうめさん、別の話の時にコメント欄で書いたうさきのジャンピーの話、これで繋がったでしょ?

苦し紛れにつく嘘や、自分を守る為につく嘘、相手の為を思ってつく嘘なんかはわかりますが、嘘をつく必要がまったくない時に、それもストーリー仕立ての嘘を言う人がいるってことをEXに会って初めて知りました。

それにしても今回の話はまじ、長くなりそ~。
2009/ 01/ 13 (火) 14: 29: 00 | URL | ukainounyc # 79D/WHSg[ 編集 ]
yosseさん、そういえばyosseさんはうちのEXに会いましたよねー。
言われてみたら一見堂々としてるタイプですよね。
実際頼りがいがあるのは事実だし。
彼に助けを求めて解決しなかったことって実はないんですよ(覚えてる限りだけど)。
そういうところは良い男だったんですけどね…

でも堂々と嘘をつくのだけは許せないですわーーーー!
2009/ 01/ 13 (火) 14: 33: 00 | URL | ukainounyc # 79D/WHSg[ 編集 ]
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