ニューヨーク生活20年で経験してきた様々な実話集。 好きだから別れるしかなかった。そして別れてから始めて気づく事。新連載スタート。
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ICU体験記 Part.12 「退院」
2008年 05月 06日 (火) 12:37 | 編集


翌日、早く退院したくて朝からずっとソワソワしながら抜糸をするドクターが来るのを待っていました。



抜糸と言っても縫ったわけではなくて、
手術で切開した頭の左半分を大きめのホッチキスのような物で留められていました。



その上、おでこの辺りはぐるっとワイヤーか何かできつく締められたような跡がくっきりついていて、



その姿はまるで、




フランケンシュタイン




にそっくり!でした。



それに丸坊主は避けられたものの、
手術で切った辺りの髪の毛はスポーツ刈りくらいになっていました。



髪の分け目を変えて右側の髪の毛を左側に持ってくると、
その部分は一応は隠れますが、
ロン毛とスポーツ刈りのコンビネーションがまるで、




パンクロッカー?




のようで、どっちに転んでも自分でも笑っちゃう姿でした。



手術前に黒目が上にいっちゃってた左目は、
一般病棟に移った時点でもまだダブルビジョンのままでしたが、
ドクターやお見舞いに来てくれた友人たちの話によると、
黒目自体は正常な位置にあるらしく、
後は徐々に元の状態に戻ってくると聞いて安心しました。



その後、無事抜糸が終了し、
その日のうちに退院できる事になりました。



退院の準備をしていると、
昨日会った日本人ドクターがまたやって来てくれて、
最後のご挨拶をして、
元彼の車で無事家に着きました。



家では私の母と子供たちと何人かの友人が待っていてくれて、
久しぶりの我が家で心底ホッとしました。



子供たちは久しぶりに会う私に遠慮がちに近づいてきたので、
ハグをした後、



「ママの手術した所見たい?」



と聞いてみると、



「うん、見たい」



と言ったので、ついサービス精神で、




「フランケンシュタインやで~~~」




と、迫真の演技でフランケンシュタインの真似をしながら、
髪の毛で隠していた傷口を見せたら、





「うわーーーん!!」





と、いきなり娘が大泣きしてしました…




それからというもの、
数日間、子供たちは怖がって私に近寄って来てくれないし、
私と目さえ合わせなくなってしまいました…



ジョークのつもりだったんですが、
ジョークにならなかったようで、
よっぽど怖かったんでしょうねぇ。



自業自得。 反省…




その日の晩、
母が作ってくれたおいしい夕食を食べながらNY1(ニューヨークのローカルニュース番組)を観ていると、
私が入院していたLenox Hill Hospital が映っているので、どうしたのかな?と思ったら、私が退院した日と同じ日に、
当時すごく人気のあった「Sex and the City」のSarah Jessica Parker が男の子を生んで退院したらしいです。



そんな有名人と同じ日に同じ病院で退院したんだーって思ったら、
ミーハーな私は勝手に親近感を覚えて嬉しかったです。


CNN.com 「Baby boy for Sarah Jessica Parker」





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Comment
この記事へのコメント
もう、読んでいるだけで、どきどき、はらはらするわあ~、実際に、当時のフランケンシュタインukainouさんの姿を見たら、私も叫ぶかもしれない。ともかく、無事、退院できて、しかも、女性版セレブ(セレブとは、まさに誰かのセリフですが)と同じ日で、すごい、すごい!

かなり余談ですが、コネチカットにいる仲のいい日本人の友人、改築された新しい大きな病院で子供を産んだら、彼女の旦那さんも、旦那さんのお母さんも絶句、まさに同じ病棟の同じ部屋で、数年前に、旦那さんのお父さんが他界された部屋だったんだって~。こんなこともあるんだねえ。数年たって、産婦人科になるとは。ちなみに、産まれてきたのは、男の子でした。・・・と、かなり余談。

ではでは、ukainouさんの次回を楽しみにしています~!

2008/ 05/ 06 (火) 20: 13: 00 | URL | CHIE # 79D/WHSg[ 編集 ]
Chieさん、ご主人のお父さんが亡くなった同じ部屋で息子さんが生まれたなんて、これも何かの縁ですなー。おじいちゃん、よっぽど孫の顔が見たかったのかな?
私も似たような経験があって、このICU体験記が終わったら書こうと思ってる話なんですが、私が退院した後、お世話することになった日本人のおじいちゃんが私がICUで入院してた時に使ってたベッドとまったく同じベッドを使っててびっくりしました。ちょっと前まで寝てたベッドに寝てる人を見るのって不思議な感じでした。
2008/ 05/ 06 (火) 21: 12: 00 | URL | ukainounyc # 79D/WHSg[ 編集 ]
ブログを読んでるだけでも、ukainouさんの痛々しいお姿が目に浮かんでくるのに、
それを実際に見た子どもさんはさぞかし衝撃的だったことでしょう(笑)
でも女性なのに髪の毛が極端に短くなってしまうというのもつらかったでしょうね…(TT)
私だったら外に出たくないです、きっと…。
2008/ 05/ 07 (水) 13: 10: 00 | URL | harihari # 79D/WHSg[ 編集 ]
harihariさん、おひさです~。
そうなんですよ。子供たちには衝撃が強すぎたようで、まさかあんな反応するとは思ってなくて、悪い事したなぁって後で反省しました。フランケンシュタインの真似というより、そのものだったので笑えないってやつだったんでしょうね。髪の毛で傷口を隠して数日たったら普通に接してくれるようになったんですが、何気に傷口辺りを気にしてるので、「傷見たいの?見せてあげようか?」って言うと(反省してない…)、「ママやめてーーーー」って逃げられていました。断乳の時におっぱいに怖い顔を書いた時の反応と同じでしたねぇ(これは漫画に書いてあった断乳方法なんですが、試しにやってみたらすごい反応で面白かったんですが、やっぱり可哀相なのですぐやめた)
2008/ 05/ 07 (水) 15: 03: 00 | URL | ukainounyc # 79D/WHSg[ 編集 ]
娘さんがかわいそうです^^
同じ子を持つ親として、すごく暖かな気持ちになりました^^
応援してます!
2008/ 05/ 09 (金) 02: 43: 00 | URL | アメリカ留学 # 79D/WHSg[ 編集 ]
アメリカ留学さんってひろびろさんですよね?
アメリカ留学さんもお子さんがいらっしゃったんですね。
親近感です!
それから応援ありがとうございます。
ブログって継続することが一番難しいと思ってますので、
そうやって応援してくてる人がいるって思うとまた頑張って更新しようという気になります。ありがとうございます。
2008/ 05/ 09 (金) 13: 04: 00 | URL | ukainounyc # 79D/WHSg[ 編集 ]
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